幾重 岩越 宏典

BACK

幾重

photo by 岩越 宏典


街にはたくさんの視覚情報が重なり合っている、と強く感じることが多々ある。
それは単に直接的に見える人・物・事による遠近の重なりだけではない。
反射物や透過物は自分の視線とは別方向のものを映しこんだり、直接見た実像とは異なる様子を見せてくれる。
そして、光と影は明暗をつくり、その光の位置、影をなす対象の位置、距離を直感的に連想させる。

人・物・事で常に混み合っている街だからこそ、それらの重なりが顕著に見えるのだろう。
あるいは逆に、幾つもの重なりこそが街を作り上げているといっても、ある意味良いのかも知れない。

重なりの中にその街の気質や熱量そして魅力が見えてくる。 私はその街を表すような、そんな重なる瞬間を切り取りたいと、日々カメラを持って歩いている。


岩越 宏典( Hironori Iwakoshi )

1973 東京に生まれる
1997 大学を卒業し考古学研究者となった際、発掘調査・出土遺物の記録のために写真を学ぶ。初めて仕事で撮った写真は縄文土器
2001~2015 転職から写真を撮る機会がなくなり約15年のブランク
2016~ ストリートフォトの存在をSNSで知り強く興味を持ち写真を再開する。
以来、街でのキャンデッドフォトを中心に、人を主体に写真を撮り続け現在に至る。

●展示
2017.9 個展 「夏の残り香」 谷中Fire cafe gallery ストリートスナップ
2020.2 グループ展 「UROBOROS」 新宿眼科画廊 ストリートポートレート・ヌード
2020.2 グループ展 「私たちは消された展2020」 神保町Gallery Corso ヌード(出展モデルの撮影者として)
2020.7 グループ展 「VoidTokyo 2020」高円寺 Clouds art & coffee ストリートスナップ
2021.2予定 グループ展 「私たちは消された展2021」 神保町Gallery Corso ヌード(出展モデルの撮影者として)

instagram(主にカラーでのストリートフォト):https://www.instagram.com/pironori1854/
instagram(主にモノクロでのストリートフォト・ポートレート):https://www.instagram.com/yawn2386/


VOICE OSAKA Culture WEB Magazine