霧の中できつねが吼える 足髙 七生子 showcase-VOICE-
霧の中できつねが吼える
photo by 足髙 七生子
写真機を持ち霧の立ち込める森の中を歩いている。
それは街の中でもそうなのだ。
霧とは他でもない私自身。
きつねの吼え声を耳を澄ませて歩いている。聴こえた瞬間シャッターを切る。
きつねの吼える声とはほかならない野性のこと。
ほんの些細な。少し奇妙な。 毎日の中にそれはある。
足髙 七生子
1969年神戸生まれ 魚座
2013年母の介護をきっかけに記録の為に写真を始める。
2014年7月神戸新開地のゲストハウス ユメノマドにて初個展。
同年9月ネオサイケ歌謡ユニット沼娘(ヌマッコ)のライブとのコラボ写真展を神戸のらまる食堂にて開催。
関西アンデパンダン展、グループ展などに時々参加。
2015年11月ギャラリーオマージュにて個展『霧の中できつねが吼える』
個展タイトルはキャサリン・ダンの著作「異形の愛」の一文から得た。
現在、ギャラリーオマージュメンバー。
アスファルトと電線のみにくい日常の中で、
毎日いぬのように写真を撮っています。
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